『青春』青春とは若く元気な時代。主に青年時代。元は春を表す言葉が転じて人生における若く未熟で、しかしながら元気で力に溢れた時代を指すようになった。 語源は古代中国の五行思想から来ている春の異称であり元々は季節を示す言葉である。 五行思想では、「春」は「青」に当てる。同様に、夏を赤、秋を白、冬を玄(黒)に当て、 それぞれ「朱夏」「白秋」「玄冬」という異称がある。 これらは季節を表す言葉であり、「青春」以外が人間の年代を表す言葉として用いられる事は一般的な用法では無い。 日本では古来より、青臭い、青二才といった言葉のように、若さ、未熟さをしばしば「青い」と表現してきた。 「青春」が人間の年代を表す言葉として用いられるのは「青」の言葉の持つ意味も影響していると思われる。 |